世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた

東洋経済オンラインで人気の連載である(らしい)こちらを購入。

連載の方も何度か読んだことがあるが、筆者は世界各国に多数の業界の友人がいるということで、ソースが印象ベースであるきらいはあるものの、金融、コンサル、外資系といったイメージにとりまく俗人的な表現もうまく取り込みながらポイントをついていて読みやすかった。

・エリートは負けず嫌いかつ完璧主義で細部へのこだわりが強い
・成功すると質素になりがち
・つまらない仕事でもミスをゼロで素早く正確にする、を続けることで面白い仕事を任せてもらえるようになる
・人の関心が向かう分野を先取りして勉強して最初に発表してしまうことが重要
・競争相手が少ない場所、パイが拡大する場所で働く
・炎上の局面は信頼を勝ち取るチャンス
・小さな不正はいずれ大きな不正につながる
・今日やる仕事がフィナンシャルタイムズで特集されても恥ずかしくないような仕事を
・いい働きぶりをキーパーソンに知らしめる

などなど、筆者の多くの友人をサンプルとしていわゆる成功している人の共通点をピックアップしている。3番あたりはつまらない仕事なので気が向かずにミスをしちゃうのではと前後関係が気になったりするが、やりたいこと以外も含めて完璧にやれるのが筆者の周りでは共通点なんだろう。4番も面白い。もう飽和しているように見える業界でも、確かにマーケットの環境変化でスポットを浴びるネタもある(オーバーナイトでの割引とかCVAとか)ようなので、新しいことの広がり方に差はあるにせよそういったものを追う姿勢は大切か。

休み明けとか軽くやる気を取り戻したい時に。