Paypal Mafia Group : (1) Paypal
ペイパルマフィアが世界を変えるという記事をずっと前に読んで興味を持っていたので何度かに分けてまとめてみる。
一応上記の記事によると、下記の11名・7社が挙げられている。
- Elon Musk : Tesla Motors
- Max Levchin : Slide
- Peter Thiel : Clarium
- Reid Hoffman : Linkedin
- David Sacks : Yammer
- Chad Hurley, Steve Chen, Jawed Karim : Youtube
- Jeremy Stoppelman : yelp!
- Premal Shah : Kiva
- Scott Banister : Zivity
そもそもペイパルマフィアとは、という話で日本語wikiには項目がないようなので英語wikiで適当に訳すと、
「ペイパルマフィア」とは、シリコンバレーのeコマース事業会社であるペイパルの創設者及び初期メンバーで、独立してテクノロジー事業を起こした人々に対する呼び名。
ということで、ネット決済事業(他にもやってるかもしれませんが)のペイパル社の創設者+初期メンバーのうち、独立して他社を起こして成功させた人々のグループ。コミュニティ。ざっと見でもyoutube, linkedinのように日本でもよく名を知られた企業があることからもわかるように、とても大きな力を持っている。マッキンゼーの卒業者が政財界を牛耳っていることからその独自コミュニティを指して「マッキンゼーマフィア」といったりするが、それをもじってペイパルマフィアと呼ばれている。
それだけインパクトを持っている集団の動きを抑えておきたいと思い、何度かに分けてそれぞれのメンバーと事業をまとめることとした。
まずはペイパル。
世界最大規模の海外オークションサイトeBayの膨大な取引を支える決済サービスとして、アメリカを中心に世界中で広く普及している。190の国と地域で利用でき、21通貨に対応。2011年2月現在、世界中で2億2000万のアカウントが開設されている。
金銭の授受をPayPalが仲介するため、取引先にクレジットカード番号や口座番号を知らせる必要がなく、安全なサービスであると謳われている。(Wikipedia)
メルアドとクレジットカードがあれば金銭の送金ができるというもの。
通常、ネットでモノを売買した場合、下記3つのいずれかで支払われる。
- 銀行口座への振り込み
- 代引き
- クレジットカード
で、クレジットカードの場合には購入者はカード情報の入力が必要。また、販売側はあらかじめカード会社にそれを用意してもらう必要がある。それには初期費用、固定の月額費用、売上に応じたロイヤルティが必要。さらに、導入時は審査が必要。よって、ネットショップをやろうとしても敷居が高かった。
ところがペイパルの場合、販売側にとっては審査も皆無で自社ホームページへの導入も簡単、コストも安いというメリットがある。また、購入者にとっても、カード情報等を都度入れずにメルアドとパスワードのみでよい。
ということでネット決済への革命を起こしたのがペイパル。次回はその創業メンバーの-Elon Musk, Max Levchin, Peter Thielについてまとめていく。