日本経済の真実
- 作者: 辛坊治郎,辛坊正記
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 単行本
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1年前に出た本でちょっと古いけど、よく日テレで見ていたので買ってみた。
・三面等価:GDPは清さん、分配、支出の3つの側面でそれぞれの額は等しい。日本のGDPは約500兆円。半分は家計に分配される。
・GDPは雇用を生み出している国を意味することになるのでGNPより重要。(例:海外で1000円生み出す、国内で1000円生み出す→前者はGNP1000,GDP0で雇用を生み出していない)
・期限のきた国債を払い戻すために新規債を発行している→新規債が売れなければデフォる→大増税orハイパーインフレのみ。
・3つのパリティ(インタレストパリティ:高金利通貨の先物は直物より安い、フォワードパリティ:先物は将来の直物、購買力平価:為替市場はそれぞれの通貨の購買力を反映する)→国債暴落、国債金利暴騰→インタレストパリティより円の先物は暴落、購買力も暴落。
・法人税が高いと株式での資金調達コストが上がり、企業の成長資金が少なくなって競争力が下がる→世界的には、法人税を引き下げて家計にまわる冨から税金をとる、という方向に動いている