日商簿記検定2級(&3級)独学合格の勉強法

思えばこれまでいろいろと資格を受けてきました(TOEIC、英検、簿記、BATICなど。。。)ので、せっかくなので世のため人のため、自分がどうやって(不)合格したかということを資格カテゴリでまとめようと思います。

とりあえず思い立ってからの初回は日商簿記検定2級(&3級)独学合格の勉強法ということで、以前コチラにもまとめましたが、ちょうどあと1カ月ほどのようなので、改めてまとめてみます。前の記事とあわせてご覧ください(重複するかもしれません)。

ちなみに、学習は今からでも(十分)間に合います。なので、申し込んだけど何もせずに一カ月になってしまった、、という人も今から勉強しても大丈夫だと思います。

【テキスト】
日商簿記2級のおすすめテキスト・問題集・過去問【簿記検定ナビ】コチラのページで紹介されているようなテキストでよいと思いますが、私は一番上の「サクッとうかるシリーズ」を利用しました。

サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト

サクッとうかる日商2級商業簿記 テキスト

これね。

理由は安いし使いやすかったから。ブックオフで500円でした。アマゾンのレビューもなかなかよいです。

このテキストを使って、商業簿記と工業簿記を行うわけですが、商業→工業の順番のほうがよいかなと思います。工業のほうが簡単なのでそちらを先にやるという人もいますが、ベースになっているのは商業簿記の考え方のように思います。商業簿記を2〜3週間で終わらせ、工業簿記を1週間強で終わらせるイメージです。

【進め方】
進め方ですが、順番は上記のとおりですが、「問題とセットで進める」ということを意識したほうがよいでしょう。テキストを一通り読んでから問題集にうつる、という人もいるかとは思いますが簿記はパターン化が大事だと思います。なので、忘れる前にやってみる。そして手を動かすことが大事です。なんどもやってると流れがわかってきます。数学みたいなとこもあるかも。

一方で、問題については個々の単元の問題を完璧にできるようになってから模試、ではなく、個々の単元がある程度できるようになったらすぐ模試(とか過去問)を解きまくるのが大事です。清算表、貸借対照表、伝票、損益清算書などの総合問題が必ず出題されますが、これらは個々の単元ももちろん大事ですが、全体の流れをとらえているかがより重要です。部分点もあるし。そういうわけで、個々の単元がある程度理解できるようになったら総合問題を解きましょう。そこで忘れていたのを単元に戻って理解しなおすのがよいと思います。

【スケジューリング】
具体的なモデルスケジュールは過去記事参照。

最後の一週間は毎日過去問・模試を解くことを強くお勧めします。

【その後】
合格した後の話ですが、取り立てて何かが変わるということは残念ながら多くはないでしょう(簿記2級くらいやればだいたい受かるし)。でも財務諸表が読めるようになったりするのはいいですね。あと、「ざっくりわかるファイナンス」とか「決算書がスラスラわかる〜」などを読んでみると、知識の整理にも役立ちます。自分は簿記を受ける前は投げ出していた本でしたが、合格後に読んでみたら良さがわかりました。

【次のステップ】
ちなみに、簿記2級の次のステップとしては、簿記1級、税理士、会計士のほかに英語としてBATICやUSCPAなどもあるので、興味のあるかたは調べてみるとよいかと思います。BATICは私自身も受験したことがあるのでまた記事にします。